電力会社比較はどこを見るべき?賢い電力会社比較の方法について

 

電力自由化の後、現在では「1つのエリアで選べる電力会社は数十社もある」ともいわれています。今まで利用してきた電力会社(東京電力など既存の電力会社)とは異なる魅力を持つ電力会社も少なくないのではありますが、

「本当にお得な電力会社は?」

と聞かれると、実は全国の新電力会社を数百社調査した当サイト管理人でも単純に一言で答えるには少し困ってしまいます。

 

人によっては「LOOOPでんき」や「楽天でんき」あるいは「親指でんき」や「JCOM電気」と答えるかもしれません。なぜなら、本当にお得な電力会社を選ぶためには、

  1. あなた(のご家庭)の電気の使い方を把握したうえで、
  2. 数ある電力会社を比較して
  3. あなたのご家庭に最適な電力会社を見つける

というステップ必要があるからです。

 

そこで、電力会社比較の方法、どんなポイントを見るべきかについてお話ししたいと思います。電気代節約して消費税の増税に備えたい人にとっておすすめの情報ですよ!

 

電力会社を切り替えることの意味とは?

電力会社を切り替えることは、あなたの家に今届いている「電気の質」や「電力供給の安定性」を変えるわけではありません。難しい話はここでは避けるとして、基本的に「電力自由化」は今までと同じように電気を使えるサービスであることは覚えておいてください。

 

つまり電力会社を切り替えるということは、電気の質や安定性を変えることなく、その他の部分について(料金や付帯サービスなど)変える余地があるということなんです。

 

 

比較表やランキングを参考にすればいい?

電力自由化がスタートしてから、さまざまなサイトで電力会社のランキング形式での比較などを行っています。これらの情報は一部個人的な見解が含まれているとはいえ、基本的に根拠があってそのように比較しているといえます。

 

ならば、そのランキングサイトで、あなたがお住いのエリアで、おすすめされている電力会社に乗り換えれば無条件でお得なのかといえば、そうでもありません

 

どの電力会社が一番お得かどうかは、電気の利用状況などによって違う

なぜなら、切り替えによって電気代などがお得になるかどうかは「利用者(電気を使うご家庭)」と「電力会社・契約プラン」の組み合わせによって大きく異なるからです。

 

私も先ほど4つほど新電力会社の名前を挙げています。どの電力会社もなかなかおすすめではあるのですが、ならばどうして4つもおすすめの電力会社があるのかといえば、それぞれメリットが異なるからです。

 

例えば、ある電力会社は「電気を使えば使うほど単価が安くなる」という特徴があるとします。この特徴がある電力会社を、あまり電気を使わないご家庭で契約するとしても、あまりメリットは活かされませんよね?

 

他には「電気を使うほどにポイントが貯まる」という特徴があるとします。この電力会社を、そのポイントに興味がない人が契約しても、やはり魅力は薄れてしまいますよね?

 

それぞれの電力会社のメリットや特徴を把握して、あなたに最適な電力会社を選ぶ

要するに、それぞれの電力会社のメリットや特徴を理解したうえで、ご家庭の電気の使い方や重視したいポイントに合致した電力会社がどこであるかを把握することが、電力会社切り替えの賢い選び方だといえるのです。

 

 

電力会社比較のポイント

では、電力会社ごとにどんなポイントを見るべきなのでしょうか?

 

電気料金・電気代

まずは「電気料金」に関することです。消費増税を目前にした現在、家計のやりくりのために電気代を節約したいと思っている人は多いのではないでしょうか?クーラーとかって、なかなか電気使いますもんね?

 

一口に料金と言っても、さまざまな比較ポイントがあるので厄介でもあります。

 

例えば「単価」が一番わかりやすいですが、「使用した電気に対する単価が安ければそれでお得か?」といえば、そうでもないんです。単価の他に「基本料金」「契約金・解約金」など、お金に関する特徴は電力会社によって大きく異なります。電気の使用量が少なければ「単価はそれなりだけれども基本料金が安いからお得になる」というケースもあるのです。

 

セット割

 

次に「セット割」についてです。これも料金に関係する話ではありますが、新電力会社の中には自社サービスや提携サービスをセットで契約(利用)することで、電気代や対象となるサービスの料金を割引してくれるところがあるんです。

 

例えば「ガス料金」や「携帯電話料金」などがその代表です。対象となるサービスをすでに利用中の人であれば、どちらかの料金を割安で利用することができるのでお得ですね。

 

ポイント特典や独自サービス

その他にも「ポイントサービス関連の特典」や「独自サービスの無料提供」など、見るべきポイントは少なくありません。公式サイトだけでなく、この「でんき比較.com」のような新電力情報サイトなども参考にしながら、電力会社ごとの特徴を把握して比較し、最適な電力会社を見つけましょう!

 

切り替えできる電力会社はエリアごとに異なる

「新電力」で検索すれば、さまざまな会社が電力事業に参入していることがわかります。バリエーション豊かなのは女性としてなかなか魅力を感じるんですけれど、全部の電力会社を選択肢に含められるってわけではないんです。

 

電力会社によって、電力サービスを提供しているエリアが異なります。例えばA社は関東と北陸を対象にしていれば、B社は中四国と九州を対象にしているって感じです。首都圏であれば選択肢が多いんですけれど、一方で地方に行けば行くほど選べる電力会社の数は減る傾向にあります。

 

電力会社の切り替えのために比較する際には、お住いのエリアを対象としている電力会社に絞って調べないと時間の無駄になってしまいますから注意してくださいね。

 

 

まとめ:電力会社比較は賢く実践しよう!

電力会社比較は、何を重視すべきなのか、それを達成できる電力会社はどこなのかを知ることが目的となります。ランキングや比較表は参考にはなりますが、常にその電力会社ランキングサイトの1位があなた(の家)にとって最善の選択肢とは限らないということは念頭に置いておきましょうね。